まあなんというかエヴァ前夜、という感じのアニメではあったなあと。リアルタイムで消費してると「あそこが転換点だったな」というような感覚ってあんまりないんですが、この作品は「それまでの作品とはなにか違うな」と感じさせてくれました。
現在のオタ文化につながるアニメってどのへんからかなって考えると、まあうる星やつらあたりから始まってるのはさておき、直接には「天地無用」のあたりでなんか転換点あったような印象です。あれはなぜそう感じるのかなと考えるとOVAというオタクのためのメディアが大々的に登場したってのが印象的だったのかなと。もちろんそれ以前にもトップとかいろいろあるわけなんですが、商業ベースって話だとやっぱ天地無用だと思います。
その後、あかほり全盛時代を経てやがてエヴァへ、ということになるんですが、エヴァに至るまでの過程では、どこから「子供向け文化」を引きずっていた感じがしたんですが、それがいったんKeyでブチ切られたような、そんな印象がありました。ま、どっちにしろ消費のしかたからなにから変化したのはやっぱエヴァだったんですけども。
しかしまあ30周年ですか……。